製造業でDXの実現を計画している管理者、担当者は
様々な課題に悩まされています。
結局、何から始めていいのか…具体的な進め方がわからない。
新しいツール導入したけど…独自の業務に適用するための方法がわからない。
“セキュリティが心配”って言われるけど…設計方法がわからない。

データ統合しろって言うけど…部門ごとにシステムが独立していて連携方法がわからない。
“今のままでいい”という現場からの抵抗感を感じる…
外部に丸投げのシステム開発・導入は、リスクを抱えます。
外部委託への依存は、開発・運用コストの高騰や納期・改修の長期化といった課題を引き起こし、継続的な改善が難しくなります。
DXの実現においては、現場の課題やニーズ、自社業務のプロセスを深堀することが重要ですが、それらの本質的な理解を外部の開発ベンダーに求めることは難しくなります。
継続な改善と競争力の強化には、一定の内製開発力を強化する必要があります。
システム開発や導入、Saas型サービスの活用やシステム間連携等、開発の上流を社内の人材が担うなどの戦略が必要になります。
システムの中身を誰も把握していないブラックボックス化のリスクを低減
自社内に知見と技術力を蓄積することで現場ニーズに即した素早い改善が可能
要件定義や設計段階から社内の人材が深く関与し、品質と柔軟性を確保
貴社と共に歩む伴走型の開発支援を通じて、
社内に開発ノウハウを蓄積し、将来的な内製化の実現をサポートします。
製造業では、既存の基幹システム(ERPなど)に加えて、今後の競争力強化のために、生産性向上(MES)やデータ活用・分析系などのシステム導入が重要になってきます。
汎用パッケージに業務を無理に合わせるのではなく、導入すべきは、以下のような思想を持ったシステムです。
- 現場業務を尊重する柔軟性
- 工程・担当者ごとの業務特性を支援できる設計思想
- 将来の変化にも対応できる拡張性
業務に合わせるシステムこそ価値があります。
システムありきではなく、現場の人員と業務を主体とした変革を推進
伴走中の開発ノウハウをドキュメント化してチームに残す仕組み作り
段階的な自立支援でIT人材の確保や育成のコストを節約
ナイセイリンクが提供する伴走型開発支援
DX実現後のあるべき姿を描く
IPAの「DX実践手引書」などで示される理想像を、マイクロサービスの柔軟性、API標準化、データ基盤の整備を出発点とし、貴社の事業戦略・設計思想・現場運用課題に即した「あるべき姿」を定義します。
| No | 項目 | 従来のシステム | DX実現後のあるべき姿 |
|---|---|---|---|
| 1 | システム構造 | モノリシックなシステム | マイクロサービスアーキテクチャ |
| 2 | データ活用 | 各システムごとに保持 | データ活用基盤、API連携 |
| 3 | APIの活用 | 限られたシステム間連携 | オープンAPIによる柔軟な連携 |
| 4 | インフラ | オンプレミス環境 | ハイブリッドクラウド |
| 5 | システム開発・組織体制 | IT部門中心の開発・運用、外部委託 | 事業部門との連携、内製開発力の強化 |
| 6 | 業務プロセス | 経験や勘 | データドリブン |
| 7 | セキュリティ | 境界防御中心のセキュリティ | ゼロトラストセキュリティ |
| 8 | マインド | 固定思考 | アジャイルマインド |
実現したい姿を決める
実現したい姿は、短期的な視野(現場課題の即応)と長期的な視野(未来の理想像)の両軸から具体的に決めていきます。
① 短期的な視野
課題解決型
現状の問題を解決して、あるべき姿へ
現場主導で進め、トライ&エラーを重ねながら
スモール&クイックスタートで進める。
既知の課題を短期的な視野から取り扱う。
② 長期的な視野
課題達成型
あるべき姿を定義して、施策を実行
「DXで何を実現したいのか?」を明確にし、
実現に向け、業務プロセスを変革していくアプローチ。
3年より先の長期的な視野から問題を取り扱う。
現状把握
業務の全体概要を図示して把握します。
改革対象の業務プロセス・データ構造を可視化して、業務の成果を定量的に把握します。

業務の全体概要を図示

業務プロセスを一覧化

主要なデータ構造を可視化
施策の立案
業務フロー・システムアーキテクチャ・セキュリティ設計を軸に、貴社の設計思想に沿った施策立案を行います。

業務フローを現状を可視化、課題の特定

課題に応じた解決手段の選定

アーキテクチャの設計、システム連携の図解
施策の実行
「プロジェクト計画」「要件定義」「製品選定」から、「設計」「開発・テスト」「移行」「運用・保守」を軸に施策の実行を行います。

プロジェクト概要

スケジュール計画

業務および機能要件の一覧化

インターフェース一覧、テーブル一覧、ER図の作成

技術や製品の評価・選定

画面定義書、処理概要定義書、テーブル定義書の作成

開発環境の構築、コーディング、単体・結合テスト

運用・保守、システム監視、性能管理
当社では、上記のステップを一貫してご支援いたします。現場の実情に即した課題抽出と、再現性ある運用設計を重視し、属人化を防ぎながら品質向上と業務効率化を実現します。
契約形態は準委任契約を基本とし、柔軟かつ継続的な支援体制を構築します。お客様の社内リソースや進捗状況に応じて、柔軟な支援を行いますので、お気軽にお問い合わせください。
製造業のDX実現を成功させるための包括的なガイド

業務改革の基本概念から具体的な施策の立案・実行まで、全72ページに及び詳細に解説しています。
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